マッチが(残ってい)ないジャズ喫茶(12)

亀戸

クレッシェンド

JR総武線亀戸駅から歩いて5分ぐらいだったか、商店街を抜け住宅街
を行くうちほんとにこんなところにあるのか、と心配になるちょうどそのときこの店が見つかるのだ。コニファーや鉢植えなど緑一杯の外観からはジャ
ズの雰囲気がしないが一歩中に入るとビックリ。 スピーカーの展示場みたいじゃないか。一体どれが鳴っているのかもよく分からないが、音小さ目ながら気持ちのいい音だ。 装置も色々あってどうも真空管アンプで鳴らしているようだ。 レコードも数百枚あるがその上の箱に入ったものはドーナツ盤のようで貴重なものもたくさん有りそうだ。 段ボール箱に
入れてあるというのも見てくれには頓着しないのだね。これだけのスピーカーがあればそんなことはどうでもいいのだ。 コーヒーは丁寧に入れた美味しいもので、椅子もゆったりしているから、本を読みながらゆっくり時間が過ごせる。 昔懐かしいステレオが真ん中に鎮座ましましているがその上にツイーターがたくさん置かれたアンバランスも

面白い。
こんな店がもっと近くにあると、常連になってしまって、好きなレコードやCDを持ち込んで聞かせてもらったりするのだけどね。

Webページはこちらhttp://www8.ocn.ne.jp/~audiofan/

(2005年) 

代官山

猿楽珈琲

東横線代官山駅直ぐ近くに猿楽珈琲というジャズを流している喫茶店が
あるという情報はだいぶ前に掴んでいて、 http://www9.plala.or.jp/coffee/jika/tokyo/sarugaku.htm
このページで地図を確かめ一度探索に来たことがあるのだがそのときは30分ぐらい掛けてぐるぐる廻って結局発見できなかった。 再挑戦して、地図にある場所でよく見ると左の看板が、って暗くて何にも見えないぐらいだが結構大きい。勇躍階段を下りていくと突き当たりになにやら怪しい雰囲気の入り口が、手前の右は別の店になっているようだから間違わないようにして進んでいくと、ジャズが聴こえてくるからもう間違いない。中に入ると暗い店内に細かく仕切られたブースのような空間にテーブルとランプがあって、落ち着く。
レコードが分かれて収納されていて、その量は年輪を感じさせる。 スピーカーは大きい3Wayが私の座ったテーブルの横に1台ごろっと置いてあるがもう1台はさてどこにあるのかな? 高音から低音までバランスの取れた音で疲れないが、音量は低めだ。
 珈琲は丁寧に入れたもので苦さの指定ができる。 ハーフケーキ100円なり、というのがあっ
て、ちょっとお腹すいているけどというときにちょうどいい量で嬉しい。店内は暗いがテーブルを照らすランプで本を読むのには支障なくて、集中できるのもいい。

珈琲の苦さ指定は、軽めの珈琲(ハイ ロースト)・ふつうの珈琲(シティ ロースト)・にがめの珈琲(フルシティ ロースト)・二十三番地珈琲(フレンチ ロースト)・二十三番地珈琲をさらに濃くした猿楽珈琲(フレンチ珈琲デミタスタイプ)の5種類。 珈琲の香りを大切にするために店内禁煙にしてあるのもいいぞ。 ジャズ喫茶では珍しいからね。

店のホームページはこちらhttp://daikanyama.st/sarugaku/(2006年1月) 

都立大学

Jammin'
東横線都立大学駅から歩いて3分ぐらいの目黒通り沿いにJazz Barと
いうでかい看板がある。喜んで階段を2回に上がるとアルトサックスがJの文字となった看板が嬉しい。中は明るい喫茶店で一番奥にパラゴンが鎮座している。昼間の所為か静かな音量で鳴っているので、パラゴンを聴いているという感動がないのが残念ではある。パラゴンの前にあるテーブルにお客さんがいてスピーカーの全容を写真に収められ無かった。
コーヒースプーン用にスプーン置きを持ってきてくれるのが珍しい。 コーヒーの向こうに写っているハープの形の椅子の背も楽しい。

http://www17.ocn.ne.jp/~jammin/index.htm

Webサイトもあり、ピザやパスタメニューもあるようだから今度行くときには腹をすかせて行こうかな。


(2005年10月) 

神戸元町

JamJam
神戸元町の元町商店街の一筋北の筋にある。 壁の看板と地上看板
にでかでかとJazzの文字が躍っている。わざわざJazz喫茶と書いてあるところも嬉しい。

地下の入り口横にはもうひとつ看板があって、中に入ると広い空間が待っている。左にはカウンターとテーブ

ル席があり、その奥はトイレ。カウンター右にはレコードコレクションが詰まっていて、マッキントッシュのアンプが緑の光を放っている

左の写真が入り口は行って右手の広い空間とその奥のスピーカーなのだが暗くて何も見えないね。 椅子がゆったりしていて、疲れていると眠りこけてしまいそうだ。 右の写真はトイレの中で、床に照明と写真が飾られているのも楽しい。

(2005年8月) 

千歳烏山

Ragtime

京王線千歳烏山南口を出て直ぐ前にあるこの店を前に来たときは見つけられなかったのが不思議だ。休みだったのかしらん。
入り口にはmodern JAZZの文字がくっきりとあって心躍る。細くて急な階段を見上げると上にも看板がある。 階段を上がって左に扉があって中に入るとそこは木の壁がタバコの脂でくすんで年輪を感じさせる空間だ。ちょっと暗めの空間に流れるジャズを聴きながら珈琲を飲むとこれが落ち着くのだね。 カウンターの奥のレコードコレクションが嬉しい。 アルコールの時間のための
メニューが壁に張り出してあるけど、ちゃんと珈琲も飲めるのがありがたい。 暗くてわかりにくいがスピーカの

エンクロージャもでかくて落ちついた音がしている。 学生時代はこのようなジャズ喫茶で何時間も粘ったものだったと懐かしくなってくる。

(2005年11月) 

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