マッチが(残ってい)ないジャズ喫茶(10)
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一ノ関のBasieといえば、オーディオファンにも有名なジャズ喫茶で、そのマスター菅原氏の本「ジャズ喫茶「ベイシー」の選択―ぼくとジムランの酒とバラの日々」はオーディオとの格闘、カウントベイシーをはじめたとした内外のミュージシャンとの交流が楽しい本だ。そのベイシーに行ってきたのだ。
この明るいのはトイレの中。 ライブのお知らせやポスターなどが雑然と貼られているところも良い。 Maiden Voyageの次はBill EvansのInterplayが掛かった。 レコードはRiversideの原盤のようだ。(私も持っているぞ)もっと長いしたいところだが一ノ関には他に2軒ジャズ喫茶があるというので次に行くのだ。 と、次に住所を頼りに発見したのが駅前のタル。 階段を上がって店を覗いたのだがもう閉店とのこと。ええーまだ6時なのに。残念。 こうなればもう一つのROYCEにとこれは住所がわからず、ベイシーとの位置関係を書いた地図の記憶を頼りに河の向こう側まで行くが見つからない。 ガソリンスタンドで訊くが聞いたことが無いという。電話帳で調べてくれた住所はベイシーより駅寄りでロイズ珈琲店という名だからこれは明らかに違う。 30分ほどうろうろして結局見つからずに断念したのだったが、帰ってから調べるととても歩いていけるような距離ではないところにあり、記憶していた地図がずいぶんと乱暴なものだったことがわかった。 今度また来ることがあればタルと共に制覇したい。 (追記)ここでミルクティーを注文したら、材料がないのでできない。といわれた。 珈琲にはクリームが付いてくるから、東京では良くあるように紅茶にクリームをつけたものでいいと思ったが、無いといわれたら仕方ない、普通の紅茶を頼むとレモンが付いてきた。 別の店でミルクティーを頼んだところなんとウインナティーというべき物が出てきた。 なるほどミルクを泡立てることができないのでベイシーではできないと言われたことがわかったのだった。 (2005年11月) |
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東武東上線で志木駅を降りて志木のタウンマップを頼りに歩くと直ぐ見つ
(2005年6月) |
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京都のジャズスポットを探して歩くのももう20年ぶりぐらいか、四条河原町で「ろくでなし」を見つけたのだが閉まっていたので、10月に閉店する丸善河原町店で手に入れたジャズ批評のジャズ店全国情報で近くて昼間からやっているところと探したのがここ。
新京極四条を上がって行き曲がったところにあったあった。
(2005年8月) |
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大阪の阪急茨木市駅から3分ぐらいのところにこの店はもう30年もある。
マスターが倒れて入院、今リハビリ中だというので常連のお客さんが交代で店を守っているとのこと。 だから営業時間も夕方からということらしい。 掛かっていたのはJohnColtraneのChim Chim Cherryだが、なぜかこの店に居る間中、この一曲だけが何度も流れている。 30年で変わったのはCDが入っただけという、そのCDプレーヤーがリピートに設定されているのであろうが、他のお客さんが何も言わないのでそういうルールになっているのかも知れず黙っていたのだった。(2005年3月) |