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2017年後半のセッション報告

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2金セッション200回の軌跡


第281回Seabird2金セッション(6月8日)報告(その2)(6月17日)

             2nd Stage       Photo by Saigottimo、Mama-san               

Neaness of You

カナダから帰国中の英子リーズさん、歌うのはスタンダードバラードのこの曲。相変わらず歌声が色っぽい。時にドスを聴かせるのもすごい。ソロは岩井さんのトランペット。

My Old Flame

英子さんの2曲目はこれもスタンダードバラード。昔の恋人のことを歌った曲で、今でいう元カレのことだが、そう言ってしまうと味気ないね。低音で聞かせるところがぞくぞくする。ソロはゆみり〜さんのアルトサックス。

Mack the Knife

2金バンドでは難しかったりややこしかったりする曲が多くて、小島さんが疲れ気味でフラストレーションがたまることが多い。そこでスタンダードの中のスタンダードであるこの曲を小島さんと榎本君で提案してきたのだった。チャーミングなテーマから岩井さんのトランペットソロ。こぶしも聞かせて気持ちよくスイングする。続いてゆみり〜さんのアルトサックスソロ。ピアノソロあたりで少し速くなってしまったか。4バースで小島さんのドラムソロを楽しむ。

Funk in Deep Freeze

出だしでちとつまずいたが、気を取り直してもう一度スタート。ミディアムテンポの4ビート曲。テーマのハーモニーがかっこいい。岩井さんのトランペットがこぶしを聞かせているのがファンキーだね。岩井さんのトランペットソロゆったりスイング、時には高速フレーズを仕掛けてくる。ゆみり〜さんのアルトサックスはリズムをしっかりキープして歌う。ピアノはリズムが不安定なのが問題だね。榎本君のベースはぐりぐりスイングする。テーマに戻ると如何にテンポが速くなったかよくわかる。

Yesterday I Heard the Rain

今日の歌2ステージ目は雨の歌特集だそうでSaigottimoはトニーベネットが歌ってヒットしたこの曲。ゆったりした8ビートでSaigottimoは熱唱で気持ちがいい。

ソロは岩井さんのトランペット。

Here's That Rainy Day

まさかの雨という内容だそうだ。スローバラードできれいな歌声で空間を埋め尽くす。ソロはゆみり〜さんのアルトサックスで前半だけ吹き、後半から歌に戻る。

Gentle Rain

もう一曲雨の歌。ボサノバリズムだが歌詞は英語。岩井さんのトランペットが張り切ったソロを聞かせる。続いて榎本君のベースソロ。これなど打ち合わせ無しにいきなり出雲井さんが指示を出すのでちと慌てることもあるのだ。

この曲でお客さんにパーカッションを配ったのだが、人によってリズムがずれるので、メンバーはこのリズムは聴かないようにして演奏することになるのだ。

I Loves You Porgy

ガーシュインのオペラポギーとベスの中の曲で普通はバラードでやるのだが今回はスローボサノヴァでやる。難しいのは普通の長さに1曲節だけくっついたことになっていてそこだけ浮き上がることがないようにソロをとらないといけないのだ。岩井さんのトランぺット、ピアノ、ゆみり〜さんのアルトサックスと来たが、最後の1コーラスはだれもソロをとっている気配がないままリズムだけが続くのだった。

All of You

Miles Davisの演奏が耳にこびりついているのだが、その通りやろうとするとやけどをする。だけどミュートトランペットで演奏するところはマイルスそのままだ。ミディアムファストテンポで小島さんはテーマ部分はブラシでサポートし、ソロに入るとスティックに持ち替えてドライブする。岩井さんのミュートトランペットの力は偉大だ、マイルスバンドを思い浮かべられる。ゆみり〜さんのアルトサックスソロは独自路線を行く。ピアノはフレーズが飛び跳ねてしまって、とてもハンコックのようにはいかない。榎本君のベースはぶいぶいスイングする。4バースで小島さんのドラムソロ。テーマに戻って、岩井さんのミュートトランペットは最後のメロディーから循環コードで延々ソロを吹く。これが気持ちいいんだね。

梅雨に入ったというのに晴れているとタイトルにしたのだったが、終演時間ごろから降り始めたようだ。明けの曲を4曲やったのが効いたか。

7月の2金セッションは7月13日(金)、いつもの19時半開演ですので皆様のご来店をお待ちしています。


第281回Seabird2金セッション(6月8日)報告(その1)(6月10日)

梅雨入りもカラッと晴れる2金哉の巻

ついこの間梅雨入りし、雨で蒸し暑い日が続いたが、2金の前日から晴れている。これはメンバーの誰かが晴れ男か晴れ女に違いない。終演時間には降り出したからタイミングが良かったわけだ。今日はテナーサックスの加藤君が欠場だが、そのほかのメンバーは全員揃い、それにカナダから来日中の英子リーズさんもいらしていて、歌って戴くことになっている。

             1st Stage       Photo by Saigottimo               

I Let a Song Go Out of My Heart

この曲は1938年にDuke Ellingtonが作った曲で、よく知られたスタンダードだが、2金では初めてだ。ゆみり〜さんがまだ到着しないので岩井クァルテットで始めることにする。ゆっくり目の4ビートでテーマメロディーが楽しい。岩井さんのトランペットはぐいぐいスイングするが、ソロがなんだか短め。ピアノも短めだったので、榎本君のベース、4バースでの小島さんのドラムソロを入れても全体に短い演奏になってしまった。

Come Rain or Come Shine

Harold Arlenが作ったこの曲は降っても晴れてもという邦題で、梅雨にちなんで毎年6月に私が持ち込む曲。先週のリハーサルでやることにした曲の大半がミディアムの4ビートになってしまったので、リズムに変化を付けようと、テーマ部分はアフロリズムで行こうと直前に打ち合わせ。実はBill Evansがアフロ交じりでやっているのだ。小島さんにアフロリズムで始めていただき、ピアノでテーマを始めたが、これをイントロと解釈した岩井さんが始め混乱したが、すぐに復帰して後半のテーマは問題なく進行し端正なトランペットソロへ。ピアノはEvans風コードソロを交えて楽しむ。榎本君のベースソロも気持ちよくスイング。8バースで小島さんのドラムソロ。エンディングテーマは岩井さんが歌い上げる。

Lovely Way to Spend an Evening

出雲井さんの新曲。Jimmy McHough作曲のスローバラード。きれいなメロディーをチャーミングに歌う。ソロは岩井さんのトランペット。メロディーをフェイクしていく。サビから歌に戻る。

Mean to Me

ゆったりとした4ビートで、ベースと歌のデュエットで前半を歌う。サビからリズム隊が参加する。岩井さんのスインギーなトランペットソロ。ピアノが続いてソロをとるがリズムがなんだかふらふらするのが残念。歌に戻ると出雲井さんが軽快にスイングする

Lady Bird

これもジャズスタンダードだけど2金では初めて。ピアニストTadd Dameronが作ったミディアムファストテンポの4ビート曲。ゆみり〜さんのアルトサックスはスインギーにブローする。岩井さんのトランペットはコード進行に合わせて岩井節がさく裂。ピアノはコード進行に載せてシングルトーンとコードソロを楽しむ。榎本君のベースソロからテーマに戻る。

Lazy Bird

これも2金では新曲でJohn Coltrane曲。コード進行がむつかしいので速くなりすぎないようにくぎをさしてからスタート。岩井さんのトランペットはコード進行の面倒なところ上手く泳ぎ切る。ゆみり〜さんのアルトサックスはスケールソロでカバーしていく。ピアノはコード進行にかなり忠実なフレーズを試みた、ドライブ感がいまいちなのが残念。榎本君のベースソロはゴリゴリ。ベースソロが終わってもだれも始めないのでやむなく榎本君のベースから4バースを始める。

6月の2金セッションは6月8日です。

今回はテナーサックスの加藤君が多忙のため欠場ですが、他はフルメンバーがそろいます。普段2金ではやったことがないようなジャズスタンダード曲が登場します。またカナダから英子リーズさんがお見えになる予定なので、ぞくぞくするほど色っぽい歌が聴ける予定です。

本番は6月8日(金)、いつもの19時半開演ですので皆様のご来店をお待ちしています。


第280回Seabird2金セッション(5月11日)報告(その2)(5月20日)

             2nd Stage       Photo by Saigottimo、Mama-san               

Steps on the Day

これは私が作曲した唯一の曲で、ヤマハのライトミュージックコンテスト決勝大会に持って行った曲だ。曲調は当時誰もがやっていたMaiden Voyageが風邪ひいたような雰囲気のジャズロックだ。ピアノでイントロを入れたところでテンポが速すぎるのに気が付きやり直し。
ソロは岩井さんのトランペットから哀愁漂うフレーズ展開。加藤君のテナーサックスはミステリアスなモーダルフレーズでゴリゴリ攻めてくる。ピアノはシングルトーンのフレーズの今一つリズムが決まらないのが悔しい。

Everywhere Calypso

テナーサックスのソニーロリンズがよくやるカリプソ曲。ドラムとベースでイントロを入れるもテンポがバラバラだったのが、テーマが始まる前にはドラムのリズムで安定してきた。岩井さんのトランペットソロはカリプソをはっきり打ち出したフレーズが楽しい。ゆみり〜さんのアルトサックスも楽しく明るく。ピアノソロから榎本君のベースソロへ。トランペットとアルトサックスで同時にソロを吹き、8バースで小島さんのドラムソロ。

Blue Skies

この歌を2金で歌うのは13年ぶりだという。ピアノのイントロが貧弱だったのが申し訳ない。ピアノのバッキングも頼りない。 Saigottimoの歌はつややかで温かい。岩井さんとピアノがソロをとったが、ピアノのハーモニーが弱いのがだめだね。

I Hear a Rhapsody

後半をルバートで歌い、頭に戻って4ビートでスイングする。加藤君のテナーサックスが気持ちよいソロを聞かせる。ゆみり〜さんのアルトサックスはコード進行に忠実な展開。ピアノソロはここでもリズムがふらつくのが困ったものだ。出雲井さんのスキャットとピアノソロで4バースのドラムソロを楽しむ。

Sambou Sambou

ロックもチャチャチャも歌ったけど、やっぱりサンバがいいという歌だそうだ。軽快な歌にポルトガル語が気持ちいい。ゆみり〜さんのアルトサックスは楽しく、ピアノソロから歌に戻る。

Whisper Not

テナーサックスのベニーゴルソンが作った有名な曲。ゆったり目の4ビートで加藤君のテナーサックス,、岩井さんのトランペット、ゆみり〜さんのアルトサックス、ピアノの順でソロからフロント3管でハーモニーを聴かせるセカンドテーマ。

Blue Bossa

小島さんの奥方からのリクエスト曲。岩井さんのトランペットで明るく派手目にテーマが響く。ソロはゆみり〜さんのアルトサックスから。続いて加藤君のテナーサックスの低音域でブイブイモーダルに。岩井さんのトランペットソロはマイナーコードの哀愁たっぷりで高音域で派手に。ピアノはシングルトーンで飛び跳ねるソロ。榎本君のベースはブイブイ。頭に岩井さんが高音で合図しそこから小島さんのドラムソロ。最後のテーマでは、岩井さんがメロディーの先走りしたためちょっと混乱したが、すぐに修正し無事終了したのだった。

2金の常連のお客様からSeabird35周年記念にくす玉をいただき、ひもを弾くと派手な音と主に垂れ幕が下りた。

右の写真は出演者とお客様を混ぜた集合写真。

6月の2金セッションは6月8日(金)いつもの19時半開演です。皆様のご来店をお待ちしています。


第280回Seabird2金セッション(5月11日)報告(その1)(5月13日)

お手柔らかにJASRAC殿号

リハーサル時のポストにいきさつを書いたように、今日の演奏は録音されてJASRACに提出するというので、このタイトルにしたのだが、岩井さんがこれに手を加えて、タイトルは削除し、オリジナル曲にはその旨を書いたプログラムを持ってきた。忖度し改ざんという文字がちらと浮かぶが、相手の出方が分からない時は刺激しないほうがいいという岩井さんの大人の判断が正しいと思われるので岩井版を提出用とすることにした。

 ステージの真ん中に金色の球がマイクスタンドの先に結わえられているが、これはSeabirdの35周年を祝って、2金の常連のお客様が持ってこられたもので、終了後玉を割ろうという予定。ほかの写真にも写りこんでいるが、そういうわけなので悪しからず。

             1st Stage       Photo by Saigottimo               

Espana

岩井さんのオリジナル曲でスパニッシュ音階の曲。テーマは16小節だが、ソロになるとスパニッシュコード進行で4小節の繰り返し。ソロの終わりはメジャーコード一発を4種節続けるというもの。哀愁を帯びたテーマメロディーが魅力的。岩井さんのトランペットソロは泣きも入る楽しいもの。加藤君のテナーサックスはスパニッシュをモーダルにぐいぐい引っ張る。ピアノは16分音符フレーズを何とかひねり出す。榎本君のベースソロからテーマに戻る。

Nakiowa

これも岩井さんのオリジナル。今度はドミファソシドという沖縄音階で作られた曲。AABA形式でAのメロディーは沖縄音階だがB部分では転調してきれいな歌もの進行になるから楽しい。始めは沖縄音階でフリーにガシャガシャやってベースが3拍子を刻んてテーマに入るところがベースのリズムが分からず、ドラムが合わせられない。テーマメロディーを加藤君と岩井さんが吹きだしてようやくリズムが決まりテーマに突入。ソロは先発岩井さんのトランペット。途中岩井さんが感じている場所とリズム隊の場所がずれてソロを終えてしまう。それを加藤君のテナーサックスが引き継ぎモーダルにゴリゴリブローする。ピアノはシングルトーンソロからコードソロを交えて楽しむ。榎本君のベースはぶいぶいスイングする。

There'll be Another Spring

出雲井さんの歌は「またいいことがあるよ」というペギーリーが作った歌。スローボサノバでゆったりしたリズムなのだが、途中転調があったりコード進行が細かかったりしてなかなか一筋縄ではいかないが、むつかしさを感じさせない出雲井さんの歌は流石だ。ソロは岩井さんのトランペット。

No More Blues

アントニオカルロスジョビンのボサノバ。イントロのメロディーは出雲井さんがスキャットで歌い歌に入ると加藤君のテナーサックスが出雲井さんのポルトガル語の歌に絡みつくようにオブリガートを入れる。ソロは加藤君がハードボイルドに1コーラス入れる。ピアノが前半のマイナーキーの部分をソロをとる。

Pretty Eyes

ピアニスト、ホレスシルバーが作ったチャーミングな3拍子曲。イントロはコード2つの繰り返し16小節かと思えばそれに2小節付いているから要注意だ。テーマメロディーも2小節多いのだ。加藤君のテナーサックスが先発。2コードの連続部分ではモーダルフレーズがゴリゴリ。サビもミステリアスなフレーズで聞かせる。岩井さんのトランペットはゆったりしたメロディーを繰り出してくる。ピアノはリズムがぐいぐい行かないのが残念。ベースソロにつなげるつもりで音を絞っていったがソロに入らずそのまま中途半端に続けたからテーマのタイミングがずれてしまった。

Hot Spring

これも岩井さんのオリジナル曲で、草津温泉に行く途中作ったといい、頭のメロディーは草津良いとこ〜のメロディーをフェイク。途中ファンキーなメロディーになるのがミソ。岩井さんのトランペットソロがユーモラスで楽しい。加藤君のテナーサックスソロはペンタトニックフレーズでブルージーに。ピアノはシングルトーンンソロからコードソロへ。続いてバースで小島さんのドラムソロ。

2金リハーサルとSeabird35周年記念ジャムセッション大会(5月5日)報告(5月6日)

                  Photo by Mama-san               

2金リハーサル

今年になってSeabirdはJASRACに楽曲使用料をは払うことになったので、演奏者は一人一回200円をプールするようになったが、実際にどのように楽曲が使用されているか見たいとのこと。録音機を一日置かせてほしいという。プログラムを作ってその通りに演奏している2金バンドだったらいちいち曲名など調べ無くても良いと我々に白羽の矢が立ったわけだ。使用料を必要としないのは作曲者が死亡してから50年たった楽曲かミュージシャンのオリジナル曲かだから、2金としてはオリジナルをいろいろ入れようということになった。というわけで、岩井さんのオリジナル3曲と私が学生時代に作り、その後一度もやってない曲1曲を入れることにしたが、なんだか気恥ずかしいね。

本番は5月11日(金)いつもの19時半開演ですので、ご来店お待ちしております。

Jam Session口火

2金バンドがジャムセッションの口火を切ることとし、4曲演奏した。1曲目は失念したが、2曲目は出雲井さんの歌でNo More Blues、3曲目はマイルスのAll Blues。ここではすでにセッションとして参加する人がぐっと増えみんな長尺のソロをとる。4曲目はSaigottimoの歌で英語の題名をみてもピンとこないが、歌いだすと誰もが知っている曲を歌う。この譜面が難しくてコードがちゃんと弾けていなかったから、Saigottimoも歌いにくかったろう。申し訳ない。

Jam Session

みんなうまいので聞いてて楽しく、もっと居たかったが、2時からリハーサルで5時までみっちり、その後ジャムセッションの口火でも演奏したらもうバテバテとなり、ミュージシャンがさらに詰めかけているが私はヴォーカルセッションの前に退散することにした。

Seabird35周年おめでとうございます。これからも宜しくお願いします。


第279回Seabird2金セッション(4月13日)報告(その2)(4月16日)

             2nd Stage       Photo by Saigottimo、Mama-san               

Hot House

ピアニストTadd Dameronが作った典型的なBop曲。コード進行はWhat is this Thing Called Loveのものを拝借したもの。フロントのに員数が多いからテーマのハーモニーの分厚いこと。加藤君のテナーサックスから。宮崎さんや深田さんのすごいソロに触発されたか、ゴリゴリ頑張っている。宮崎さんのバップフレーズは高速でゴンゴン疾走するのが気持ちいい。深田さんのトロンボーンは広い音域のフレーズでプッシュする。ピアノソロはフロントのような迫力は出ないけど繊細なフレーズで勝負してみた。榎本君のベースはぶいぶいスイングする。4バースで小島さんのドラムソロ。

Waltz for Sweetie

私が持ち込んだチャーミングでモーダルな3拍子曲。前半と後半でコードが違い長さも違うので要注意なのだ。岩井さんのトランペットは恐る恐るフレーズを繰り出している印象。加藤君のテナーサックスも始めはエンジンがかからない風からだんだんあったまってきてゴリゴリモーダルに。宮崎さんのアルトサックスはモーダル部分も独特の解釈でスムーズにフレーズ展開し気持ちよい。ピアノはここでも繊細(と言えば聞こえはいいけど、細いということだね)なフレーズを展開。

On the Street where You Live

インフルエンザや仕事などで忙しくSaigottimoは今年初めての登場。歌はミュージカル、マイフェアレディから君住む街角。軽いスイングに乗って楽しく歌うSaigottimoの歌声が気持ちいい。岩井さんのトランペットがテーマメロディーのフェイクからソロを吹くという正しいアプローチで行き、サビから歌に戻る。

Blackberry Winter

春になったと思ったら急に寒くなる日をBlackberry Winterというらしい。バラードテンポで歌うメロディーはなかなかむつかしいし、サビで転調してさらに奥に分け入るよう展開だ。宮崎さんがオブリガートからソロへ。ぐいぐい引っ張る乗りが素晴らしい。

Key Largo

ベニーカーターが作ったモダンなメロディをボサノバリズムで、出雲井さんの伸びる歌声が気持ちいい。オブリガートからソロに活躍するのはトロンボーンの深田さん。ボサノバにトロンボーンはよく合うのだ。出雲井さんは難しいメロディを正確になんなく歌うのが凄い。

Sugar

新しく登場したのはドラムの小島さんのご子息、小島敏樹君のギター。これは彼のリクエスト曲。カウントでギターのテーマを弾き、オブリガートは宮崎さんのアルトサックスで、テーマもユニゾンで吹く。敏樹君のギターは当初に比べると格段の進歩でちゃんとジャズを弾いている。岩井さんのトランペットは哀愁のフレーズを展開。加藤君のテナーサックスはブルージーなフレーズでモーダルにブロウする。宮崎さんのアルトサックスはゴリゴリ疾走するのが気持ちいい。

There will Never Be Another You

これも敏樹君のリクエスト曲。これはまたスタンダードのジャズ曲だが、全く違和感なく溶け込んでいるのが頼もしい。加藤君、宮崎さん共ぐいぐいスイングするのが楽しい。ピアノはまた繊細節。榎本君のベースソロに続いて4バースで小島さんのドラムソロを楽しむ。親子共演を客席からお孫さんが鑑賞するという3世代の盛り上がりだ。

トロンボーンの深田さん、アルトサックスの宮崎さん、ギターの小島敏樹君というスペシャルゲストを交えた超豪華な2金セッションでした。凄い刺激をいただいて、もっと精進しないといけないなと反省しているところです。

来月は5月11日(金)いつもの19時半開演ですので皆様のご来店をお待ちしています。

その前に5月5日(土)はSeabirdの開店35周年の記念日です。この日は2金のリハーサル日にぶつかるのですが、リハーサルの後、メンバーが残って記念ジャムセッションの口火を切る予定です。こちらのほうにも是非お越しください。


第279回Seabird2金セッション(4月13日)報告(その1)(4月15日)

スペシャルゲストもにぎにぎしく号

今日はアルトサックスのプロでPit InnやJで活躍する宮崎勝央さんと、ドラムの小島さんのご子息、小島敏樹君がスペシャルゲストとして参加していただくことになっており、メンバーの面々も興奮気味。途中更にスペシャルゲストが加わるのだ。

             1st Stage       Photo by Saigottimo               

Blues for CT

トランペットのClark Terryが作った曲で、Bluesと言いながら1小節の加藤君が持ち込んだもので、リハーサルに参加しなかった岩井さんと宮崎君は初見。ミディアムテンポでイントロのリズムがバラバラだったが、テーマで持ち直し、ソロに入る。加藤君のテナーサックス、岩井さんのトランペット、宮崎さんのアルトサックスと快調なソロが続く。特に宮崎さんの疾走感はすごい。ピアノソロはリズムがふらふらしているのが残念。榎本君のベースソロに続いて4バースで小島さんのドラムソロ。

I Loves You, Porgy

ガーシュインのオペラ、ポギーとベスの曲で、Lovesは黒人訛り。ボサノバリズムでテーマは加藤君のテナーに始まり、サビを宮崎さんが吹き加藤君の低音に戻る。加藤君のソロはゆったりフレーズから高速フレーズも、宮崎さんのアルトサックスはきれいなフレーズで歌う。岩井さんが続くかと思ったがスタートしないのでピアノがソロを取り、その後テーマに戻る。この曲は一般的な長さに1小節多いのがむつかしいところなのだ。

Up Jumped Spring

今日は更にスぺシャルゲストに来ていただいた。元東京ユニオンのトロンボーンの深田悟さんだ。2金には久しぶりの登場。トランペットのフレディーハバードの曲でバンドでもよく演奏するのだが、今日は出雲井さんの歌。3拍子曲で出雲井さんの歌はなぜかドスが効いている。深田さんのトロンボンソロはメロディアスなフレーズが心地よい。ピアノにもソロが回ってきたので3拍子フレーズを楽しむ。出雲井さんの歌に戻り深田さんのオブリガートもチャーミング。

Moon and Sand

アレックワイルダー作曲の古い曲だがミステリアスなメロディーがモダンなのだ。スローボサノバでこの曲の出雲井さんもドスを効かせる。ソロは岩井さんのトランペットで、ゆったりフレーズを聴かせる。榎本君のベースが前半ソロを入れ歌に戻る。

Blossom in the Rain

桜はもう散ってしまったが、毎年この季節には演奏している岩井さんのオリジナルバラード。頭の4小節をイントロとして、きれいなメロディーのテーマが始まる。加藤君がつけるハーモニーもかっこいい。岩井さんのトランペットはゆったりとしたフレーズを悠々と聴かせる。加藤君のテナーサックスはブルージーなフレーズからアウトしたフレーズとかっこいい。ピアノはきれいなコード進行に寄り添ったソロを楽しむ。榎本君のベースソロが締めくくりテーマに戻る。

Tadd's Delight

ピアニストTadd Dameronが作ったバップ曲。2金でバップ曲をやるのは非常にまれだが、モンクの曲も先月登場したし、このあともう一曲Tadd Dameron曲が控えている。さてカウントでいきなりテーマに入って加藤君のテナーサックスが先発。続いて宮崎さんのアルトサックスが受けるがバップフレーズがさく裂。深田さんのトロンボーンはゆったりとした雰囲気から震えるフレーズまでいろいろ展開が楽しめるのが凄い。榎本君のベースソロに続いてフロント陣で4バースを回す。

4月の2金セッションは4月13日です。

リハーサルでは加藤君が持ち込んだ曲を中心に2金の新曲4曲、うち1曲は同ソロをとればいいかわからないMonkの曲だったので、これは断念。本番ではアルトサックスの宮崎君が応援に駆けつけてくれるということだし、小島さんのご子息のギターも参加したいということなのでエクサイティングなステージが期待できます。

本番は4月13日(金)いつもの19時半開演ですので皆様のご来店をお待ちしています。


第278回Seabird2金セッション(3月9日)報告(その2)(3月15日)

             2nd Stage       Photo by Mama-san               

Like Someone in Love

ゆったり目の4ビートで出したピアノのイントロが不調だったが、テーマメロディーが始まるとテンポは更にゆっくりになる。ソロはゆみり〜さんのアルトサックス、加藤君のテナーサックス、岩井さんのトランペット、ピアノ、榎本君のベース、4バースで小島さんのブラシによるドラムソロ。

Sometime Ago

ミディアムテンポの3拍子曲。岩井さんのソロはチャーミングなフレーズが気持ちいい。ゆみり〜さんのアルトサックスは楽し気なところがいい。加藤君のテナーサックスはハードボイルドなフレーズをごりごり。ピアノはリズムがなんだか怪しいのが困ったことだ。

A Blossom Fell

出雲井さんの曲は新曲か。イントロなしで弱起からいきなり歌い始めたのだが失敗。もう一度始めからバラードテンポで歌ものらしいメロディーラインの曲。ソロになると誰も参加しないのでピアノでソロを入れることになったのだった。

Este seu olhar

ミディアムテンポのボサノバ曲。イントロのリズムが速すぎて、歌が始まったらグイと速度を落としたのだった。ゆみり〜さんのアルトサックスソロに続いて岩井さんのトランペットソロ。そしてピアノソロに続いて榎本君のベースソロ。

Spring Can Hang You Up the Most

ピアノとのデュオでルバートでバースから始まり、ゆったりバラードテンポでテーマメロディーに移る。加藤君のテナーサックスがミステリアスにオブリガートを入れる。そこからハードボイルドに迫るテナーソロ。

Juicy Juicy

ピアニストHorace Silverの曲だが、2金では初めて演奏する曲をゆみり〜さんが持ち込んだ。譜面があっているかどうかとかイントロが書かれている譜面があるとかないとか始まるまでにすったもんだしてから始まるのはいかにも2金らしい。譜面のコードを利用してピアノでイントロを入れファンキーなテーマが始まった。岩井さんのトランペットは明るいフレーズがどんどん。ゆみり〜さんのアルトサックス、続いてピアノソロだがピアノはリズムが良くないね。

Line for Lyons

もう終了時刻になったが最後に少しだけ延長してもらって、端正できれいなこの曲。始めのテーマはトランペットとテナーサックスのデュオだけでかっこよく。ソロは加藤君のテナーサックスが先発。ブルージーなフレーズ。岩井さんのトランペット、ピアノソロ、榎本君のベースソロが続く。が続く。4バースで小島さんのドラムソロ。

ミディアムテンポかそれより遅い目の曲が多くなってしまったし、コード進行がむつかしくてスイングしにくい曲も多いのでバンドとしてフラストレーションを感じているようだ。次回は快適スイング曲を必ず入れるようなプログラムに出来ればいいなと。

4月の2金セッションは4月13日(金)いつもの19時半開演ですので皆様のご来店をお待ちしています。


第278回Seabird2金セッション(3月9日)報告(その1)(3月10日)

2金セッション3寒4温の巻
特に意味はなく、2,3,4と続くのが面白いと思っただけ。
ちょっと暖かい日が続いたと思ったら今日は雨が降ってまた寒くなってしまった。今日はバンドメンバーは揃う予定だがゆみり〜さんが未到着、Saigottimoさんは仕事で欠場予定だ。先ずはクインテットで始めよう。

             1st Stage       Photo by Mama-san               

Isfahan

ビリーストレイホーンの綺麗なメロディーだけどコード進行が厄介な曲。先月に続いて登場。スタートしたテンポが少し速かったか、加藤君のテナーサックスがテーマメロディーを吹きながら少しずつ遅くしていった。バラードテンポでテナーサックスソロが映える。岩井さんのトランペットは明るい音色でジャンプするフレーズ。ピアノソロはちょっと前のめりになってテンポが速くなる。榎本君のベースソロはスインギーに。

Driftin'

ハービーハンコックが作ったファンキーで楽しい曲。岩井さんの提案でドラムでリズムだけ先行するイントロをいれる。テーマメロディーが始まったが途中ピアノでメロディーを入れることになっているのだが、これがなかなかうまくいかない。ハンコックは手が大きいだろうし、ファンキー節に慣れているからと負け惜しみを言ってみる。岩井さんのトランペットはファンキー節が楽しい。加藤君のテナーサックスはモーダルフレーズで迫る。ピアノはシングルトーンで気持ちよく。最後のテーマもピアノのフレーズはボロボロ。どこかで雪辱しなければ。

I Love You

ゆみり〜さんが到着したので参加してもらう。コールポーター作曲のスタンダード曲。ミディアムテンポの4ビートで出雲井さんはきれいな歌声でスインギーに。ゆみり〜さんのアルトサックスが楽しげにソロを入れる。ソロが終わったら次に誰も続かないので、これはピアノが入ることを期待されているということなので、慌ててソロを弾く。さらに榎本君のベースソロから4バースによる小島さんのドラムソロへ。なんせ小島さんのお孫さんがお客さんとして見えているんだからサービスだ。

Tangerine

スタンダード曲をボサノバリズムで。出雲井さんは弾むリズムで楽しく。岩井さんのトランペットがソロを入れる。ソロが終わるとまた沈黙があるのでこれはピアノの出番だ。1コーラスソロをとって歌に戻る。

You Must Believe in Spring

ミシェルルグランのロシュホールの恋人たちという映画の中の曲。半音進行がどんどん現れて最後のメロディーが終わると最初のコードと半音ずれているという綺麗だけどむつかしいメロディーの曲。その難曲を岩井さんのトランペットが華麗に(変換を間違うと加齢が出てくるのが困る)吹く。ピアノはコード進行をそのままフレーズに投入していくだけで気持ちいい。テーマメロディに戻り岩井さんのトランペットはこの半音ずつずれるメロディーをきれいに吹き切るのだった。

Bye-Ya

セロニアス・モンクの曲で私が持ち込んだもの。ラテンリズムに乗せてモンクらしいメロディーが面白い。加藤君のテナーサックスはペンタトニックフレーズからモーダルへ。岩井さんのトランペットはコード進行をきちんとフレーズ化して楽しく。ピアノはコード進行がなんだかぴったり来なくてはみ出してばっかりでスイングせず冷や汗もの。4バースで小島さんのドラムソロからテーマに戻る。これは再チャレンジしたい。

3月の2金セッションは3月9日です。

ようやく寒い冬から抜け出れそうで身体もリラックスして有難い今日この頃だけど、また一回ぐらい寒さも戻るだろう。前週土曜日のリハーサルにはレギュラーピアノトリオに岩井さんとゆみり〜さんが参加したが、ドラムの小島さん、岩井さん、ゆみり〜さんが遅れて参加したから、全員そろってのリハーサルにはならなかった。今回は新曲3曲ほどが登場するが、コードがむつかしかったり、テーマメロディーがむつかしかったりするので、本番でうまくいくだろうか心配である。ちゃんとおさらいしておこう。

本番は3月9日(金)いつもの19時半開演ですので皆様のご来店をお待ちしています。


第277回Seabird2金セッション(2月9日)報告(その2)(2月15日)

             2nd Stage       Photo by Mama-san               

Like Someone in Love

ミディアムテンポの4ビートで歌ものスタンダード。岩井のメロディアスなトランペットソロ。2ステージ目の最初に間に合った加藤君のテナーサックス。ゴリゴリ高速フレーズがかっこいい。ピアノはようやく調子が戻ってきたか。アウトしたフレーズも出してみた。杉谷さんのベースソロ。アコースティックな音色が色っぽい。8バースから4バースで小島さんのドラムソロ。

Loud Zee

テナーサックス奏者のJerry Bergonziが作った8ビート曲。今回初めて加藤君が持ち込んだ曲。コード進行がややこしいけれどミディアムテンポでやりやすい。加藤君のテナーサックスソロがモーダルに暴れる。岩井さんのトランペットは音域を広く高速フレーズも聞かせる。ピアノはちょっと前のめりに突っかかっているのが残念。杉谷さんのベースソロは強力にスイング

Up Jumped Spring

トランペット奏者Fredie Hubbardが作ったチャーミングな3拍子曲で、バンドでも何度もやっているが、今回は出雲井さんの歌で。イントロから歌に入ったところでリズムが危なかったけど歌が進むと何とか持ちこたえて、きれいな歌声が気持ちよい。岩井さんのトランペットソロに続いてピアノが1コーラスソロ。メロディが気持ちよくできたか。

Pensativa

ピアニスト、クレアフィッシャーが作った曲で今回初演。きれいな曲なのだがコード進行が大変難しいので、なかなかやれなかったのだ。テンポを極ゆったりにしたので、コードの移り変わりが分かりやすくなった。メロディーがなかなかむつかしく出雲井さんも良く歌えるなと感心する。加藤君のテナーサックスソロはコード進行の難しいところをモーダルにすいすいわたるのが気持ちいい。しかしサビに入ったら終わってしまってコード進行の一番難しいところでピアノがソロをすることになってしまった。うーんくるしい。リベンジしなければ。

Isfahan

デュークエリントンのバンドにいたビリーストレイホーンが作った曲でこれもコードがなかなかむつかしい。ゆったりテンポの4ビートで、岩井さんがトランペットでテーマを吹いて始めたのだが、どうもしっくりしないのでいったんストップ。気を取り直して今度は加藤君のテナーサックスでテーマメロディーを吹きそのままソロへ。難しいコード進行をうまく料理する。岩井さんのトランペットが続いて、手探り状態か。ピアノも同じようにフレーズを出すもののこれがしっくりこないので冷や汗状態。杉谷さんのベースソロは頑張ってメロディアスに攻める。

Beautiful Love

プログラムで残っているのはLotus Blossomだがこれを最後に持ってくるのは危険が危ないので、急遽西山さんに選曲をお願いして出てきたのがこのスタンダード曲。テーマを西山さんが弾き、そのままソロへ。快適にスイングする。後ろで小島さんのドラムも快調なシンバリング。岩井さんのトランペットソロもスイング。加藤君のテナーサックスソロもぐいぐい。杉谷さんのベースもミディアムファストのこのテンポでもガンガン行く。4バースで小島さんのドラムソロ。
色々アクシデントがあったけど何とかそれを乗り越えて演奏できたのは芽出度いが、ちょっとコードがむつかしい曲が多すぎた気がする。ベースのトラ杉谷さんにはお世話になりました。またピアノの西山さんは、お願いしたわけではないのに遊びに来ていただいて、ピンチを救って頂いたのには感謝です。

3月の2金セッションは3月9日です。いつもの19時半開演ですので皆様のご来店をお待ちしています。

第277回Seabird2金セッション(2月9日)報告(その1)(2月11日)

ふう寒い、だけど昔はこうだったの巻
極寒の日が続いているが、子供のころはしょっちゅう水たまりが凍っていた記憶があるのだが。
今日はベースの榎本君が極多忙のため欠席し、トラに先月リハーサルに少し参加してもらった杉谷さんに来ていただいた。Saigottimoは昨日インフルエンザ羅感が発覚し自宅謹慎になって欠席。テナーの加藤君から電話があり、仕事でややこしいことに引っかかったので到着が2ステージ目ぐらいになるとのこと。仕方ない、2金としては珍しいトランペットカルテットでスタートしよう。

             1st Stage       Photo by Mama-san               

Bernie's Tune

ジャズスタンダード曲。快適ミディアムファスト4ビートで。岩井さんのトランペット、私のピアノ、杉谷さんのベース、8バースで小島さんのドラムソロ。

Skating in Central Park

ここには加藤君のリクエスト曲を持ってきていたのだが、2ndステージの曲と入れ替える。ピアニストJohn Lewisが作曲したチャーミングな3拍子曲。AABA形式でAはメジャー、Bがマイナーという構成のゆったりとした曲。小島さんのステディーなブラシが気持ちいい。

A Beatiful Friendship

ピアノの西山さんは今回はトラではないのだが、遊びに来ていただいたので参加していただくことにした。出雲井さんの歌ももとは2ndステージに持て来ていたものを先に歌う。フレンド特集になっているようだ。
ゆったりとした4ビートで快適にスイングする。岩井さんのトランペットソロと西山さんのピアノソロと杉谷さんのベースソロを入れる。

Can't We Be Friends

これは出雲井さんの新曲。更にゆったりしたテンポの4ビート曲。小島さんはブラシでつけているが岩井さんのトランペットソロからスティックに持ち替える。続いて西山さんのピアノソロ。サビから歌に戻る。

Just Friends

歌ものスタンダードで今度は少し速めの快適4ビート。出雲井さんも快適にスイングする。岩井さんのトランペットソロと西山さんのピアノソロに続いて4バースで小島さんのドラムソロ。

Darn That Dream

更に2ndステージ用の曲を持ち上げる。もとは加藤君のリクエスト曲だったが先にやる。コード進行がなかなかむつかしいバラード曲。テーマの後ピアノソロを先行させる。メロディーを聞かせるソロができたか。続いて杉谷さんのベースソロ。アコースティックな音色が気持ちいい。サビから岩井さんのミュートトランペットでテーマに戻る。

Eiderdown

ベーシストSteve Swallowが作った4ビート曲。2小節ごとにコードが変わるモーダルな曲。快適テンポの4ビートで小島さんのシンバリングがソロイストを鼓舞してくれる。岩井さんのトランペットソロはテーマメロディーのフェイクを入れながらガンガンスイング。ピアノはリズムが幾分怪しいが少しは復調しただろうか。杉谷さんのベースソロがこのテンポでもぐいぐいプッシュするソロを展開。4バースで小島さんのドラムソロ。

2月の2金セッションは2月9日です。

毎月2金本番日の前週の土曜日にリハーサルをやっているのだが、今回はベースの榎本君が欠席で、トラを頼んだようだったが勘違いでベース無し。フロントはテナーサックスの加藤君のみでそれも3時半には上がるという。それでテナーサックス、ピアノ、ドラムというトリオで大急ぎで曲をさらう。岩井さんからのリクエスト曲2曲、私のリクエスト曲1曲、加藤君の持ってきた曲4曲で7曲になり、もう一曲は合わせなかったけどできる曲とした。ヴォーカルの出雲井さんが4時半ごろ着くというのだが、時間が余るというので、ちょうど店にやってきたテナーサックスの井上君が楽器を取りに帰って今度は井上テナーサックストリオで5曲。ポストバップイディオム満載の井上君のソロが凄い。私はリハビリ中で、ついていくのに精一杯だったが楽しめた。出雲井さんが到着し初めての曲2曲と歌ものスタンダードを合わせる。ここでも井上君のソロが決まる。というわけでなかなか充実したリハーサルになった。

本番は2月9日(金)いつもの19時半開演ですので皆様のご来店をお待ちしています。


第276回Seabird2金セッション(1月12日)報告(その2)(1月14日)

             2nd Stage       Photo by Mama-san               

Poinciana

ピアニスト、アーマッドジャマルの演奏で有名だったが、近年ではキースジャレットの名演がある。ここでの小島さんのドラムの印象的なリズムはキースジャレット風。岩井さんのメロディックなトランペットソロが気持ちいい。ゆみり〜さんのアルトサックスも負けていない。宮崎君の明るい音色のアルトサックスソロはぐいぐいスイング。西山さんの語るようなピアノソロから榎本君のベースソロ。

Portrait in Black and White

アントニオカルロスジョビンが作ったボサノバ曲で原題はZingaro。メランコリーなテーマメロディーを岩井さんのトランペットが吹き、ソロは加藤君のテナーサックスから。続いて宮崎君のアルトサックスがぐいぐいプッシュ。岩井さんのトランぺットも疾走するフレーズで来る。西山さんのピアノはメロディアスに。榎本君のベースソロで締める。

On a Clear Day

今日はSaigottimoがお休みなので、出雲井さんの歌が一曲多い。
4ビートでイントロから2小節ドラムソロに入りそのままドラムとボーカルのデュエット。途中からリズム隊が合流というアレンジ。ソロはゆみり〜さんのアルトサックスと西山さんのピアノ。

Fotografia

アントニオカルロスジョビンの作ったボサノバ曲。最初はルバートでバラードで出雲井さんと西山さんのピアノ「。途中からゆったりテンポのボサノバになる。ポルトガル語の歌が気持ちいい。ソロは宮崎君のアルトサックス。

Sambou Sambou

ジョアンドナートの作曲したボサノバ曲。今日の新曲。印象的なイントロはピアノとアルトサックスで入れ、歌は明るく楽しい雰囲気。ソロは加藤君のテナーサックスから宮崎君のアルトサックス、さらにゆみり〜さんのアルトサックス、西山さんのピアノと続く。

Peace

ピアニスト、ホレスシルバーが作った10小節という変形長さのバラード。スタートで岩井さんがテーマを吹き損ねてストップ。再チャレンジハーモニーをゆみり〜さんがつける。ソロはゆみり〜さんのアルトサックスが先発。続いて岩井さんのトランペットソロ。宮崎君のアルトサックスソロ。私のピアノ、榎本君のベースとソロが続く。テーマに入らないので1コーラス伴奏だけの演奏がついてしまった。

Cantaloupe Island

ピアニスト、ハービーハンコックが作ったファンキーでモーダルな8ビート曲。岩井さんのトランぺットは弾けるソロ。加藤君のテナーサックスはモーダルにゴリゴリ。ゆみり〜さんのアルトサックスはファンキーに。宮崎君のアルトサックスはぐいぐいスイングする。私のピアノは今一つスイングさせられないのがもどかしい。
宮崎君のぐいぐいスイングするアルトサックスに参加してもらって、演奏全体が一層力強くなったのがありがたい。あんな風にスイングするには精進が必要だ。
私の指はまだ回復途上だけど、そろそろ全面参加ができそうな気がしてきた。来月から頑張ってみたい。
2月の2金セッションは2月9日です。いつもの19時半開演ですので皆様のご来店をお待ちしています。

第276回Seabird2金セッション(1月12日)報告(その1)(1月13日)

しばれる夜には2金でほっこりの巻
2018年最初の2金セッション。指は更に回復したので、バンド曲6曲を私がやり、バンド曲2曲と歌伴を西山さんにやって頂くことにした。いつものメンバーにプロの宮崎君が参加してくれるので心強い。

             1st Stage       Photo by Mama-san               

I'll be Seeing You

歌ものスタンダード。ミディアムテンポの4ビート曲。フロントの2人にはこの曲は初めてのようでテーマメロディーに?がついたが加藤君のテナーサックスからソロに入ればこっちのもの。岩井さんのトランペットはチャーミングに。ピアノはリズムが今一つよくないけど何とか気持ちよく。榎本君のベースソロはぐいぐい。4バースで小島さんのドラムソロ。

Portrait of Jennie

歌ものスタンダードをボサノバで。岩井さんのトランペットが先発。続いて「加藤君のテナーサックス。次は宮崎君のアルトサックスで柔らかい音色で軽く吹く。私のピアノ。榎本君のベースの順でソロ。

Close Enough for Love

出雲井さんの歌はジョニーマンデルが作った曲。ベースと歌のデュオからスタート。サビからリズム隊が合流する4ビート曲。出雲井さんの歌がドスが効いていてすごい。ソロは岩井さんのトランペットと西山さんのピアノ。

Make Me Rainbows

これは今日の新曲。スターウォーの音楽を担当しているジョンウイリアムズの曲。これも出雲井さんのドスが凄い。宮崎君のアルトサックスがオブリガートを自在にいれ、疾走するソロが気持ちいい。続いて西山さんのピアノソロ、榎本君のベースソロ。更に4バースで小島さんのドラムソロ。

Up Jumped Spring

トランペットのフレディーハバードが作ったチャーミングな3拍子曲。岩井さんのMCで3拍子のワルツと言ったのが大受け。岩井さんのトランペットがメロディアスなソロ。加藤君のテナーサックスの高速フレーズが気持ちいい。ゆみり〜さんのアルトサックスソロが音域が広くていいぞ。続いて私のピアノソロ。榎本君のベースソロ。

Chicken Feathers

ピアニストスティーブキューンが作った曲。各コーラスにGm一発のインタールードが8小節付く。加藤君のテナーサックスソロはモーダルで気持ちいい。岩井さんのトランペットソロはぶいぶい。宮崎君のアルトサックスは高速フレーズの疾走感が素晴らしい。ピアノはコード進行の魅力的なところを楽しんだソロができたか。

2018年最初のSeabird2金セッションは1月12日です(1月8日)


レギュラーメンバーが勢ぞろいする予定ですが、ロートルバンドなので風邪でダウンして来れないようなことが無いことを祈っています。

バンド曲はおなじみの曲が勢ぞろい。出雲井さんのボーカルは新曲登場予定です。

1月12日(金)いつもの19時半開演ですので、皆様のご来店をお待ちしています。

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