と、バス停の前に店の看板が出ている。(実はこれは帰りに気が付いたのだが)
何にもなさそうな住宅街をどんどん歩く |
と右上の看板が見えてくる。そこを右に曲がると白い外壁の三角屋根の店が見える。店の左奥が自宅になっているようだ。2階もそうかもしれない。中に入ると広いスペースにどーんとコンクリートホーンのスピーカーが鎮座している。音源はアナログレコードで針ノイズは聞えているけど、その圧倒的音量が凄い。空間が広くてそこに音が広がっているから大音量でもそんなに大きな音とは思えないほどで全く疲れない。使っている装置は店のウェブページに詳しく書かれていて、この装置を作ることにした |
顛末がブルーライツが出来るまでという文章にあり非常に面白い。定年になってから |
これを造られたというから凄いね。コーヒーの注文をするとマスターがレコードリストを持ってこられリクエストは?と聞かれる。懐かしいね。そのリストはスイングジャーナルの別冊のジャズ名盤のリストに赤いシールが張ってあるレコードが置いてあるというのだ。
ジャケットとメンバー、曲目も確認できるから便利だ。ビル絵バンスのピアノとスコットラファロのベースが聞きたくてSunday
at the Viollage Vanguardをリクエストした。ベースが前に躍り出て来てわくわくする。後ろの壁にはElvin
Jonesのサインが飾られている。そうだElvinのドラムも聴きたいから今度はColtrane |
のインパルス盤Coltraneをリクエストする。
Elivinのバスドラムが気持ちいいけど録音の所為でドラムとベースが奥に引っ込んでいるのが惜しい。こんな楽器の配置が具体的にスピーカーの前にくっきり分かってしまうのがさすがだ。 |
リクエストするとこうして踏み台に乗ってレコードを取り出してくれるマスター。 |
オーディオルームの後ろには真空管アンプ群が並んでいる。何背たくさんのスピーカーを鳴らすのだからアンプの数も半端じゃない。 |
ちょっと離れたところにあるけど、時間の余裕をなんとか作って是非行くべきジャズ喫茶だ。 |
(2007年3月)